インドに行ってきました! part1
概要
3/5 ~ 3/13の計9日間、春季休暇を利用しインドへ旅行へ行ってました。中々に過激な旅だったので備忘録として残します。
結論からすると、色々あったけどいい旅でした。
初日
空港
8:40羽田発なので、早朝5時ごろから起きて羽田へ向かう。早起きは大変久しぶりであり、前日は夜遅くまで大好きなキャラのイラストを描いていたため眠気MAX。
今回は友人と二人での旅行。
相方とビールを飲みながら、
「大抵の海外旅行って、なんだかんだ出発前の空港でグダグダするところがピークだよね〜」
みたいな話をしてた。(今振り返ると、たしかにそうだったかも、と感じる💩)
航空会社は「中国東方航空」を使用。北インドに行くにはこの航空会社が格段に安いので同年代の学生も多く乗っており、安心感◎。
到着
インド、ニューデリーに到着!。ちなみに中国東方航空の機内食はおいしかったです😋(ビールを飲みすぎた。。)
なんとかカタコトの英語でArrivalビザをとり、ついにインドへ入国。
さあ、僕たちの冒険がはじまるッッッッ!このときのワクワクと不安が入り混じった感情、懐かしいな〜。あの頃に戻ってやりなおしたいな〜。マジで。
事前にネット記事で仕入れてた情報では、空港を出た瞬間にアホほどインド人が話しかけてきて、やれタクシーに乗れだの、ツアーを組めだの、滝のような勧誘があると聞いていた。
が、外に出るとめっちゃ静か。超静か。
周りには銃を持った軍人さんたち?がウロチョロしており、流石に取り締まりし始めたんだ!と感じる。「インド、割とちょろい?」と、ここで少し気が緩んだことを今でも悔やんでいる。クソが。
その後、空港の駅で60ルピーを払い、メトロでニューデリーへ向かう。メトロ内も超キレイだし、この段階では「インドやるじゃん!w」みたいな印象。そして更に気が緩む僕。クソが。
30分ほど経ちついに、ニューデリー駅到着。(ニューデリー駅についてからは怒涛の展開だったため、写真はありません。)
まず駅から出て思ったのが「汚ねえ、うるせえ」という印象。着いたのは21時ごろで夜だったが、もう、めちゃくちゃにうるさい。クラクション鳴らし放題。この国の交通ルールどうなってるんだ。やっとインド感出てきたな。そして話しかけまくってくるインド人たち、「Hey! コンニチワ〜」みたいな言葉が大量に聞こえてくる。
初日はホテルが地図の赤丸付近にあり、下のようにニューデリーの空港駅から、本駅を超えていく必要があった。
本駅へ向かうと、駅員っぽいおっさんが謎に通過させてくれない。おっさんが言うには「ここは今通過できない。パキスタンとの関係が悪化しており、ニューデリー街は非常に危険な体勢になっている。政府の観光センターに行って、ホテルに泊まれるか聞いてこい」と言う。ちょっと疑問には思ったが、実際に数日前にパキスタンとインドのニュースを見ていたので、もしや本当では?という考えが頭をよぎる。
その後、おっさんは丁寧にもリキシャー(インドの安いタクシーみたいなもの)を手配し、それに乗せてもらった。なんて優しいんだ。
さらにリキシャーの運転手もすごい優しい。「どこから来たの?」「日本いいね!」みたいな感じですごいノリがよい印象。向かう途中、「ちょっと俺のワイフに電話するわw 2分待ってくれ」と言い、停車してワイフに電話を掛け始める。インド人はワイフとの交流を大切にするんだな〜。なんて優しいんだ。
が、待っている途中、とんでもない違和感に気づく。
電話から聞こえるワイフの声は明らかに「男性」。
こいつゲイか?いやゲイだとしても相手をワイフなんて呼ばないか。この時点で明らかに怪しいということで友人と降りて逃げるか話し合っていたが、悩んでいるうちに電話終了。リキシャー発進🚕
運転中に「降ろしてくれ!」と言ってみるが、「もう着く!落ち着け!」みたいなことを言われ、30秒後ぐらいに到着した。たしか名前は「Tourist Information Center」みたいなところかな?建物の見た目や周りの雰囲気は、一言でいうとめっちゃ怪しい。超怪しい。
建物の周囲に何もなく、逃げられなさそうなのでとりあえず入って奥へ行くと、30代くらいのイケメンダンディーなインド人が登場した。名前は忘れてしまったので、とりあえずイケメンと呼ぶ。
イケメン「今回はどうしたんだい?まあチャイでも飲みなよ」(イケボ)
優しく包容力があり、このとき僕のインド人警戒レベルが6から2ぐらいに下がっていくのがわかった。
ぼく「ありがとうございます。ホテルへ行けるか電話したくて。。。😢」
イケメン「OK, 日本人宿の電話番号をおしえてくれ。」
教えた番号を正確に入力してもらい、固定電話を貸してもらう。電話で話しかけると流暢な日本語を話すインド人が出てくれた。久々に聞く日本語に、このときすごい安心したのを覚えている。
話を聞くと、「ウチはもう今日は泊めることはできない。すまない。」と言われた。予約したんだから、メールで通知ぐらいしろよ。とは思ったが、まあインドでは普通なのかな、ぐらいに思い宿泊は諦めることにした。さすがに信頼できる日本人宿の方に危険と言われたので、以上の出来事をすべて信じるしかなくなった。
イケメン「ニューデリーはいまパキスタンとの争いで危ないんだ。仕方ない、彼を責めないであげてくれ。外国人観光客は今すぐ別の都市へ行った方がいい。安全を保証するため、ツアーを組んであげる。」
その後、回る予定だった都市、日数などを正確に伝えた。ちなみに僕たちは最初、デリーで2日間、バラナシで2日間、アーグラで1日間、ジャイプールで2日間という順に計画を立てていた。
しかしながらニューデリーは危険なので宿泊できない。しかも当時は夜22時ぐらいなので、バラナシにも遠すぎて行けない。 とすると、タクシーをチャーターして一番近いジャイプールに行くしかないという結論に至った。また、安めにしてくれるということで以下のツアーを提案してもらった。
- 1日目: デリーからジャイプールへ行き、そのままホテルへ
- 2日目: ジャイプール観光(タクシーチャーター付)
- 3日目: アーグラー観光(タクシーチャーター付)
- 4日目: アーグラー観光(タクシーチャーター付) 寝台列車でバラナシへ
- 5日目: バラナシ観光
- 6日目: バラナシ観光
- 7日目: 飛行機へデリーへ行き、そのまま帰国
このときはもう完全に絶望だった。ワクワクしながら立てていた旅行の計画が全て崩れ落ちて行く音が頭の中で鳴った。 頭は若干混乱しており、行くあてもなかったのでしばらく二人で悩んだ結果、少し高いとは思ったが、安全が保証されたツアー代金8万円を払って、予約しているホテルを全てキャンセルして、ジャイプールへ行く決意をした。
支払い後、どうしてこうなった…と思いながらチャイを飲みながらしばらくして、1〜4日目にお世話になるタクシー運転手が来た。名前はガネーシャ。肌黒いおっさんだが、第一印象は気さくな感じ。
タクシーへ乗り、危険で観光できないニューデリーをあとに、「今日はもう疲れたな」と思いながら眠りについた。ガネーシャは喫煙者で、タバコは強烈な匂いだったが、今後の旅行のために寝なきゃと思い無理やり寝ていた。
深夜3時ごろにジャイプールにも無事到着し、そのままシャワーを浴びてベッドに入り、悶々とした気持ちのなか1日目は終了した。
2日目以降は次回書きます。しばしお待ちください。
注意
次回詳しく書くし、読者も気づいているかもしれないが、この一連のツアーまでの流れは全てグルであり、詐欺である。もちろんニューデリーもめちゃめちゃ安全である。死ねイケメン。死ね駅員。
他の方は決して同じ手に引っかからないように😇
おわりに
書いてて、空港からツアー会社にかけてどんどんテンションが落ちていくのがわかった。