「耳をすませば」を初めてきちんと見た
こんにちは!またまた1カ月ぶりです!
突然ですが、ぼくにはお盆休みがありません。3連休の終わりの月曜日で今は絶望に包まれています。そんな夜にキャプテンモルガンをヤケで買って飲んでいました。キャプテンモルガン、カラメル風味でうまぁあ~~🥃
そして軽く酔っていい気持ちになりながら、不意にあることを思いました。
「あっ、耳をすませば、見なきゃ...」
というわけで、20数年生きてきて初めて耳をすませばを見ることにしました。
...まぁ、実際にはこんな唐突に思いついたわけではなくて前提として理由はあります。
それは、最近引っ越し先で「聖蹟桜ヶ丘」という駅の近くに「めっちゃ住んでみたい!!!」って思っていたことです。現在は都心に住んでいるんですが、いかんせんコロナ関連で出勤することがほとんどないので
「わざわざ都心にいなくても、もっと住みやすくて安い場所行きたい」
と思っていたわけです。聖蹟桜ヶ丘って、駅にデパートもあって西にいけばすぐ広大な山々の自然もあって、マジでちょうど良さそうなんですわ。新宿近いし。
また、知っている人は知っているかもしれませんが、聖蹟桜ヶ丘は「耳をすませば」の聖地で、数々のエモいシーンに多用されています。例えば階段みたいなところとか。
そのため、聖蹟桜ヶ丘を調べていくうちに「耳をすませば」という単語に必然的にたどり着いたわけです。これが聖地を利用したマーケティング手法か。。。
ちなみに聖蹟桜ヶ丘について調べているときにすごく好奇心をくすぐられたのが以下の2つの記事。
特に下の記事の著者の方はかなり有名な方らしく、熊谷さんという有名なブロガーらしい。知らんかった。。。恥ずかしい。。。
...で、肝心の視聴感想ですが、なんというかエモすぎて途中で涙が出てきました。もう、本当に自然に涙出てくる感じ。
というのも、自分に重なる部分がいくつあって
「これ、俺やん...(泣)」
みたいな共感状態になって一人で浸っていました。
その重なっていた部分は大きく分けて2つあるなーと感じたので言語化していこうと思います。
1. 自分の「放浪癖」と雫ちゃん(主人公)の行動が似てたこと。
ぼくは休日は1日に最低でも4~5時間程度は散歩する自称「散歩狂」なんですが、それのモチベーションと完全に雫ちゃんの行動が一致していて、激しい共感状態に陥っていました。
ぼくは知らない道や店を見つけるのが大好きで、休日は好奇心で脳みそが暴走しているような状態になってます。そして雫ちゃんも電車に乗り、猫を追いかけて知らない街へふらっと行く。(ここ、カントリーロードの歌詞と重なってさらにエモい)
シンパシー、感じちゃうわね。。。
唐突な写真。これは先週、高田馬場に向かって歩いているときに通った写真。
街中の階段ってなんかよくわかんないけどエモいよね。「耳をすませば」名シーン然り、「君の名は」ラストシーン然り。
2. 創作に対する超!超!熱い思い!
創作やってる人ならわかると思うんですが、この雫ちゃんの感情、共感でしかなくないですか!?!?
まぁ、創作じゃなくても部活とか、何かに狂気のごとく執念をもって打ち込んだ人なら共感するんじゃないかと思います。
ここから、また自分語りになりますが、ぼくはあるきっかけで中学三年生のころから高校2年生にかけて狂気のごとくイラストの練習をしていました。もうとにかく家に帰ったらデッサン本とかポーズ集とか取り出してひたすら模写、そのあとはペンタブ取り出してPixivに絵を投稿するためにイラストを描く。みたいな毎日でした。
このころはなんとなく「イラストレーターになってみてぇ!」的なことを思っており、とにかく奮闘しいました。高校三年生の受験期には冷めちゃったんですが...(大学生から再燃して、今はフリーのイラストレーターを副業的にやってます)
雫ちゃんも同じで、聖司くんに負けじと一つのことに打ち込む。
もう、僕的には、この健気さが尊すぎて嗚咽が出てきそうです。オエッェェ
毎日深夜まで創作に打ち込むシーンとか、若気の価値のある財宝だとおもいます。
大学生のころに同人誌を初めて執筆していた時期を思い出しました。毎日朝5時ぐらいまで描いてたなぁ...
それとこういう学生の創作や夢に対する葛藤っていいですよね。似た作品としては自分が知っている中では以下があげられます
- 言の葉の庭
- 詩季折々(上海恋)
憶測ですので、ファクトではないですが、この辺の作品はすこーーーしでも「耳をすませば」の影響受けてるんじゃないですかね。響け!ユーフォニアムは「大吉山」のシーンとか2期の姉妹同士の関係性とか。「言の葉の庭」の靴づくりと聖司くんの「バイオリン作り」とが重なる点とか。
あくまで憶測ですよ。
ちなみに、上にあげた3つの作品はどれもが素晴らしいし、大好きです。ですので、その原点というか、源流に値するような作品に出合えたことがとにかく今回はうれしかったです。
もちろん、「耳をすませば」自体もあらゆる作品の影響を受けていると思うし、そうやって時代を超えてあらゆる作品の影響を受けあって新たな作品が生まれていくのはとてもかけがえのないことだと思います。マジで。
「夜は短し歩けよ乙女」の古本屋の神様も同じようなこと言ってたなぁ
というわけで、今回は「耳をすませば」を見てエモくなった人間のお話でした。
次は「猫の恩返し」みたいな!作者が同じ人らしいし!雫ちゃんの書いた作品という位置づけらしいし!!